29 SSHノーベル賞フォーラム20170605

ノーベル賞受賞者を囲むフォーラム 次世代へのメッセージ

 6月5日、東京内幸町のイイノホールにて「ノーベル賞受賞者を囲むフォーラム 次世代へのメッセージ」が開催されました。本校からは、39名の生徒が参加し、江崎玲於奈・横浜薬科大学学長(1973年物理学賞)、野依良治・科学技術振興機構研究開発戦略センター長(2001年化学賞)、山中伸弥・京都大学iPS細胞研究所長(2012年生理学・医学賞)の3氏による講演に、熱心に聞き入っていました。
講演では、3氏がどのような子供時代・学生時代を過ごしたのかについてのお話や、科学の研究の道を志すようになったきっかけ、そして研究者として大切だと考えていることなどが語られました。
 
「今までの行きがかりやしがらみにとらわれてはいけない。既成概念を超えるところに発見のチャンスがある。過去から学ぶのではなく、将来から学ばなくては。」(江崎玲於奈氏)
 
「異文化に触れて刺激を受けることが、独創性の源になる。個人にできることには限りがあり、これからは知の「共創」が必要だ。研究開発では、世界中から多様な人材を集めてドリームチームを作らなければいけない。」(野依良治氏)
 
「他の人と同じことをしない、とうことを心掛けている。他人とは違うユニークな研究をするためには、天才的なひらめきをもつこと(私は残念ながら思いつかなかったが)や、予想外の結果にもがっかりせず、それを生かせるようになること、もしくは難しくて他の人が手を出さないようなことに敢えて挑戦することなどが重要だ。」(山中伸弥氏)
 
 フォーラムの後半では、会場の中学生・高校生からの質問に対して、ノーベル賞受賞者たちがそれぞれの考えを伝える、パネルディスカッションが行われました。その中では、日本人の女性研究者への大きな期待や、独創的な研究を行う上で、自分自身の「思い込み」が足かせになることがあること、海外での学びに必要なことは、何よりも自分の研究を充実させることで、それは言葉を学ぶこと以上の価値があることなどが語られました。
 
 本校から本フォーラムに参加した生徒の声:
「将来の夢は研究者になることです。科学の学習はどれも面白く、様々な分野に興味があるため、どの分野を選べばよいのか迷っていました。しかし、ノーベル賞受賞者の先生方の話を聞いて、あせらず、今は広く様々な科学の内容に触れ、やがて自分が挑戦したいと思える分野に出会えたらいいと思いました。」
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